危険ではないのか?
完全麻酔や全身麻酔とは違い、意識がある状態での手術なので、術後や術中も患者様は医師の指示を聞き、その指示に従うことができ、生体の防御反応も保つことが出来ているので、安全性は極めて高いです。現在、年間に150名~200名の患者様が静脈鎮静法を受診されています。実際に薬を投与する際は、点滴を通して血液に注入します。注入後、1~2分ほどで眠りにおちますが、問いかけられると、反応できるといった状態です。
主な効果
- 不安や恐怖心が薄れ、リラックスした状態で治療を受けることができます。
- 特に緊張が強い患者様の場合、血圧が高くなったり脈拍が早くなったりすることがあります。静脈内鎮静法を用いることで血圧や脈拍が安定させることができ、落ち着いた状態で治療を受けることが出来ます。
- 健忘(けんぼう)効果があるため、実際よりも処置時間が短く感じられます。
- お口の奥に器具が入ると“オエッ”となるような、おう吐反射を抑えることが出来ます。
- 何らかの身体の不具合(心拍数増加、血圧上昇、心電図異常など)が生じた場合でも、点滴をしていますので、安全かつ適切な対応が可能になります。
注意事項
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- 通院手段
- 車や自転車などの車両での来院は原則禁止しております。
(術後にめまいや、ふらつきがでることがあるので)
お帰りは、タクシーにてご自宅までお送り致します。
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- 付添人
- 必要はありませんが、いることにこしたことはありません。
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- 当日の食事
- 術前は基本的に絶食をしてください。術後に関してのお食事は構いません。
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- 女性の注意事項
- 術直前は口紅を必ずとっていただきます。コンタクトレンズも外していただきます。
- 心疾患・高血圧・糖尿病・肝疾患・腎疾患・精神疾患等、術前に問診し問題がある場合は、医科に対診します。 疾患の程度によりますので、場合によっては、鎮静法ができない場合もあります。あらかじめご了承ください。