患者様の顎の骨に直接インプラント体を埋め込むなど、外科的処置を必要とするインプラント治療は、初診から埋め込んだインプラント体が安定するまでに数ヶ月間の治療期間を要します。
今回は、「インプラントの治療期間」について詳しくお話をさせていただきます。
■入れ歯やブリッジを入れていた・歯が抜けてから半年以上経っている場合の治療期間は2～3ヶ月程度
もともと歯がなく入れ歯やブリッジを入れていた・歯が抜けてから半年以上経っている箇所にインプラント治療を行う場合の治療機関は、おおよそ2ヶ月から3ヶ月程度です。
これは、顎の骨にインプラント体を安定させる為の新たな自家骨や人工骨などの骨を入れる必要がない為で、顎の骨に埋め込んだインプラント体が骨と結合しやすく安定させやすい為に、比較的短い治療期間で済みます。
■抜歯をした日にインプラント体を埋め込む「抜歯即時埋入」方式のインプラント治療の期間は4～6ヶ月
抜歯をしたその日の内に同時にインプラント体を埋め込んで、インプラント体と顎の骨の隙間の部分に自家骨や人工骨を入れてゆく骨造成法を同時に行う「抜歯即時埋入」方式のインプラント治療では、インプラント体が安定するまでに4ヶ月から6ヶ月間の治療期間を必要とします。
■抜歯をした部分に先に骨造成を行って骨を作った後にインプラント治療を行う場合には6～12ヶ月程度の治療期間が必要
インプラント治療をする為に、抜歯をした後に顎の骨の骨密度や骨の高さや厚みを増す為に自家骨や人工骨で骨造成を行ってから、顎の骨の骨密度や高さ、厚みが回復した事を確認出来てからインプラント体を埋め込んでゆくインプラント治療では、顎の骨をインプラント治療が可能な骨の厚さが4mm以上になるまで回復させる期間として4ヶ月間から6ヶ月間の治療期間、そしてインプラント体を埋め込んで骨と結合させて安定させる期間が2ヶ月間から6ヶ月間の治療期間が必要となる為、合計で6ヶ月間から12ヶ月間の治療期間を必要とします。
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